鼻からのインフルエンザワクチンの予約を開始しました
本日より鼻からスプレーで噴霧するインフルエンザ生ワクチン(フルミストⓇ)の予約を開始します。
アメリカでは2003年から、ヨーロッパでは2011年から承認・使用されてきたワクチンで、昨シーズンから国内でも導入され、従来の注射ワクチンと同等の効果が期待できます。
・針を使わず、左右の鼻の中にお薬をシュッとスプレーして接種するだけなので、痛くない(0.1mlを左右の鼻孔に1回ずつ噴霧する)。
・効果は1年程度続く(従来の注射のワクチンでは、4-6か月)。
・鼻粘膜に直接免疫を誘導するため発症予防効果が期待でき、また、ワクチン株が実際の流行株と違ったとしても、発症を軽減することが期待できる。
昨年度の当院で接種していたお子さんたちを見ていると、注射のワクチンと違いニコニコで帰っていく姿が印象的でした。YouTubeなどでフルミストの動画をみて、心の準備をしてお越しください。
対象
2歳~18歳のお子さま
日本で販売されているフルミストⓇには、19歳以上の方の適応はありません。
接種回数・方法
1回接種(両鼻に0.1mlを1噴霧ずつ)
ほかのワクチンとの接種間隔について
生ワクチン(麻疹風疹・水痘・ムンプスワクチンなど)から4週間あける
費用
8,500円(税込)
※現金以外にpaypayや、アプリからご予約の方はデジスマ決済(クレジットカード)も選択できます。
副反応・安全性について
・弱毒化した生ワクチンを鼻に噴霧することから、接種後の「インフルエンザ様症状」が報告されています。
・弱毒化した生ワクチンを鼻に噴霧することから、接種後、軽い感冒様症状(鼻水・咳など)を、約50%の方で認めます。また、微熱を含めて発熱を約10%の方で認めます。
・鼻炎などで鼻水や鼻づまりがある方は、効果が低くなることが予想されますので、従来のインフルエンザ注射ワクチンをお勧めいたします。
・他のワクチンと同様に、極めてまれですがアナフィラキシーショック等を起こす可能性もあります。
接種不適当者 (接種を受けることが出来ない方)は以下の通りです
・明らかな発熱(37.5℃以上)を呈している方
・重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
・ワクチンの成分(鶏卵、ゼラチン、ゲンタマイシン、アルギニン)によってアナフィラキシーを呈したことが明らかな方
・明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する方及び免疫抑制をきたす治療を受けている方
・アスピリン服用中の方
・重度の喘息を有する方、また喘鳴の症状を呈する方
・過去4週間以内に生ワクチンを接種している方
・妊娠している方
・その他、医師が接種不適当と判断した方
など
上記や副反応についてご確認の上で、接種をご検討ください。
フルミスト接種日程
2025年10月1日(火) ~
※予約が予定数に達した時点でフルミストは受付を終了します。
予約方法
WEB予約(予約制)
予約はこちら
※予約時に、WEB問診の入力をお願いします。
持ち物
診察券、母子手帳、予診票、市町村の助成申請書(※必要な方)
※必要な方…例年通りであれば、筑前町(生後6か月~中学3年生)、大刀洗町(生後6か月~中学3年生)、朝倉市(1歳から中学3年生)
※予診票のダウンロードはこちら
注意事項
母子手帳をお忘れになりますと接種できませんのでご注意ください。
会社からインフルエンザワクチンの補助がある場合など領収書が別途必要な方は会計の際にお声かけください。